オーストラリア野生動物旅行記録
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第三次 野生のセキセイインコ遠征 番外編
マウントアイザやボーリアでの旅を無事に終え、ケアンズに戻った後も一日空いているのでケアンズ周辺でキバタンやアカオクロオウムと戯れようということになった(写真は過去の在庫から)。
もうケアンズという完全にホームフィールドなので「うそっボーリアにはセキセイインコもオカメインコも今年は一羽もいない!どうなってんの?」とか慌てる事も無く、朝方にケアンズ近郊のキバタンのネグラを襲撃。大半はすでに出発していった後だったけど寝坊組キバタン十数羽を確認。凄く元気なのに20cmくらいの大きな切り傷があり、血まみれの(もう凝固していたけど)キバタンとか、交尾中のキバタンとか朝から色々見てそのままキバタンを追いかけるようにして高原へ。
次のターゲットはアカオクロオウム。
第三次 野生のセキセイインコの群れを見る遠征2011 その5

セキセイインコが集まっていたエリアよりも更にマウントアイザの近くでオカメインコを90kmで走る車内から発見。これで役者は一通り出そろって肩の荷がおりた。
第三次 野生のセキセイインコの群れを見る遠征2011 その4

マウントアイザ近郊。気温はヒト桁代中盤のうえ風も強く、雪が降りそうに寒い。
第三次 野生のセキセイインコの群れを見る遠征2011 その3

まだ夜も白じみ始める前、そっとキャラバンパークを出発。内陸部を突っ切るハイウェイには至る所に夜行性のカンガルーやネズミの見送りを受けつつひた走る。しばらくして朝焼け。空と、陸以外何も無い。陸の上にも何も無いこの地方の夕焼けや日の出の迫力は凄い。オーストラリア(特にタスマニアの)の風景写真で知られる相原正明カメラマンのギャラリーに行った時、確かこんなことが書いてあったのを思い出した。
「オーストラリアの空は時として日本に無い色になる。そんな写真を発表すると"これは絶対カラーフィルターを使っているに違いない"とか言われるけど僕は何も特別な事はしてないんですよ。オーストラリアらしく少し酔っぱらって撮影に臨む事くらいですね」
第三次 野生のセキセイインコの群れを見る遠征2011 その2

2日目。気温はヒト桁代中盤でホッカイロを握りしめて出発。風もあったので耳当ても欲しい位の寒さだった。町外れでは子連れお父さんエミューが歩いていた。この地域はエミューが多く、また良く似合う。イネ科の植物が微かに様々な色に色づいてそれに太陽光が当たっている。普段住んでいるのがケアンズで仕事柄熱帯雨林には食傷気味な事もあるかもしれないが、アウトバックの自然の方が好きな事に気がついてきた。
そういえば初日にはドライブ中、有刺鉄線の下をかいくぐって走り去ったエミューがいたが、どうみても隙間は40cm程しか無くエミューはかなり柔軟な生き物のようだ。また最終日、道路に大きなモップのようなものが落ちていて、一旦通り過ぎた後に「今のは何だ?」とバックしたら轢かれたエミューだった。
第三次 野生のセキセイインコの群れを見る遠征2011

マウントアイザ出発間もなくモモイロインコの一群が車の前を横切って着地、草原を白く染める何かイネ科の草を食べていた。
半年ごとの定期開催になって来た感のある通称セキセイインコ遠征。今回は初の真冬と言う事で天気予報を気にしていたけど日中は30度近くある。一方朝方は4度とかになり1日の気温差が猛烈。夏のように45度あるよりはいいかもしれないが、いつも通り大量の飲料水やGPS、強力トランシーバーやファーストエイド、工具を積んで出発。
移動します

アイアンレンジ探鳥記の途中だけど、その次の旅、次の次の旅などの報告がつかえてきているので一旦中断して大移動。温室のような熱帯雨林から...
ブチクスクス-アイアンレンジ探鳥記2011

3年前に初めてアイアンレンジ国立公園に来てブチクスクスを見つけたときは嬉しかったが、結局その時は4泊して4晩ともブチクスクスを見つけてしまい「...いっぱいいるじゃないか?」と株が暴落した。今回は1晩しか出歩かなかったがこうしてブチクスクスに会った。だから彼らは極めて普通にいるものとの思いを新たにしたが...
キミミオリーブミツスイ-アイアンレンジ探鳥記2011

キミミオリーブミツスイはケープヨークの唯一のもともとからの固有種(近年になってキビタイヒスイインコも分布を減らし続けケープヨークにしかいなくなってしまい、キミミオリーブミツスイに次いでケープヨーク2つ目の固有種になっている)。
ゴミの山-アイアンレンジ探鳥記
以前も書いたけど、アイアンレンジ国立公園沿岸部のゴミの量は相当なものでゴミを踏まないように歩くには注意が必要なくらいだ。ケアンズからオフロードを1000kmも走って分け入ったこういった奥地で目にする一面のゴミは、特別ナチュラリストでなくてもまともな神経の持ち主であれば憤る筈だが。
今年は写真のように所々で集められたゴミ山を目にした。これは、見かねたキャンパーがせめてレンジャーが持ち帰り易いように集めたものである。
ヤシオウム-アイアンレンジ探鳥記2011
ヤシオウムは世界のオウムの中でブラジルのスミレコンゴウインコに次ぐ世界第2位の巨体であり、嘴のサイズはオウム界最大。その嘴で枝を加工し、棒状の打楽器を作成して時にそれを持ち運ぶ事でも知られる。
| 学名 | Probosciger aterrimus |
|---|---|
| 英名 | Palm Cockatoo |
ヒクイドリ-アイアンレンジ探鳥記2011
ヒクイドリはアイアンレンジ国立公園にも分布している。
オオハナインコ-アイアンレンジ探鳥記2011
アイアンレンジ国立公園にはオオハナインコが住んでいる、高さ60mほどあろうかという有名な枯れ木があった。過去に来た際はいつもその木でオオハナインコを見ていたが、写真の新聞記事の通り。
←倒れた。
自力で探さないとね。バードウォッチングというのは本来そういうものだから。
| 学名 | Eclectus roratus |
|---|---|
| 英名 | Eclectus Parrot |
アカオオタカ-アイアンレンジ探鳥記2011

オーストラリアで一番希少な猛禽類、はたまた(ヒメフクロウインコを別にすれば)オーストラリアで一番希少な鳥類かもと言われていた時期も長かったアカオオタカ。キビタイヒスイインコと共にレイクフィールド国立公園の目玉。
前回来た時にかなり満足のいく撮影が出来たので、今回は素通りするつもりだったけどO君が見てみたそうな反応を示したので探してみたらすぐいた。
キビタイヒスイインコ-アイアンレンジ探鳥記2011
キビタイヒスイインコは生息環境の減少に加え、あり塚にトンネルを掘ってその内部で絶滅危惧種のガTrisyntopa scatophagaと一緒に繁殖するという強烈な個性、そしてその事がもたらす人工ふ化の難しさ、またその美しさによる密猟で推定残り300羽程度となってしまっ絶滅危惧種。オーストラリア固有種。
| 学名 | Psephotus chrysopterygius |
|---|---|
| 英名 | Golden-shouldered Parrot |
同じようにあり塚に営巣する習性を持つ近縁2種の内、ゴクラクインコは絶滅(オーストラリア本土で今のところ唯一絶滅した鳥類)残るヒスイインコも少数となり、これらあり塚営巣系インコ類の生存と絶滅との狭間で懸命な努力が最前線では続いている。しかし、残念ながら図鑑の改訂版が出る度に記述される分布域がどんどん狭くなってきている。
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